大人気セクシー女優と漫画家の異色対談が実現!有名メーカーで専属女優として活動しながら、バラエティ番組にも出演するなど多方面で活躍中の石原希望(いしはら のぞみ)さんと、4月30日に最新第2巻(電子のみ)が発売される『ヤリマンになりたい。』著者・まおいつか氏が、“令和のヤリマン像”について、真面目に語り合いました!
まおいつか氏の描く『ヤリマンになりたい。』は、恋愛を諦めかけたアラサー女子のOL・もも(32歳)が、主体的に知的好奇心や性欲と向き合い発散する親友のOL・ひまわりにいろんな性愛の世界に導いてもらう物語。一方、セクシー女優の石原さんは、自身の作品の中で演じる、性に積極的な女性の役柄に定評のある女優。そんな2人が対談したら、とんでもない化学反応が起きるかも〜⁉︎ ということで、実際にご対面!!
「共感するポイントが多くて面白かったです!」
石原希望(以下、石原) 『ヤリマンになりたい。』ってタイトルを見て感じたのは、まず、「ヤリマンって目指すもんなんやー」ってこと(笑)。新鮮で面白かったですね。この漫画は、まおさんの経験に基づいたお話なのでしょうか。
まおいつか(以下、まお) そうですね。主人公のももはある意味、私の分身でもあり、ヤリマンのひまわりの原型は私の学生時代の友人なんです。様々なヤリマンさんの生き方も作品に反映したかったので、いろんな女性に取材して参考にさせていただきました。石原さんが読んでいただいた中で、いいなと思ったシーンは何かありましたか?
石原 あります! ひまちゃんに連れて行かれたバーで出会った男性・ゴリの家に行った時、ゴリの特殊な性癖を見てドン引いたももちゃんが、スパッと気持ちを切り替えて帰ったシーンですね。「ももちゃん、えらい!」って思いました。私はかつて、好きな男がしたいことに合わせて、自分はしたくないのに受け入れてしまったことがあるから…。結局、受け入れて嫌な思いを引きずるのは、いつも女の子の方なんですよね。だから自分の意志を持つことはとても大事。
第6話より
まお そうなんですよね。だからあのシーンは、どうしても帰らせたかったんです。ももは勇気もないし、もしかしたら初めから帰りたいと思ってたのではないかと。主人公が褒められて嬉しいです。私が褒められたみたい。
石原 やっぱり、我慢からのスタートは何でも良くないんですよ。疲れるのもモヤるのも自分だし。自分のことは自分で守りながら楽しむ。それが「ヤリマン」なんだと思います。あとは野球選手一択でセックスしてるヤリマンちゃんがいたじゃないですか? あれはセクシー業界あるあるだなと思いました(笑)。この業界にもミュージシャンじゃなきゃとか、売れない俳優じゃなきゃとか言ってる女の子、いるんで。女子会トークで盛り上がってる感じにも「わかるわかる」って共感しました。
第7話より
まお 石原さんはどんな男性が好きなんですか?
石原 私は一般人じゃないとダメです(笑)。芸能とか同じフィールドにいる人だと気を遣ってしまう。あと何より私が“石原希望”だと知ってる相手とはできない(笑)。
まお でも、みんな知ってるんじゃ…
石原 知ってる人も多いですけどね。理想は私のことを何も知らない相手と飲んで、「今日は駅まで送るね、バイバイ」って言われた時に、「え、持ち帰らんの?」って言って相手のキョドった顔を見た後にヤるのが好き(笑)。最初から「今日なんとしてもヤるぞ」って頭からチ●チン生えてるような男はイヤですね。「女優だし、ヤれるだろ」って態度の男にも、「ぜってーヤんねー」って、逆に意地になります(笑)。
まお 強い…! 素敵です。「え、持ち帰らんの?」って可愛すぎますね。言ってみたいです…。そもそも石原さんがセクシー女優になったきっかけは何だったんですか?
石原 ちょうど就職を控えたタイミングだったんですが、就職したらその仕事一本で進んでしまうから、ちょっと思い出作りしたくて…。旅行に行ったりとかはしてたんですが、どうしても叶えたかったのが「プロとエッチしてみたい」ってことだったんですよね。だから思い切ってセクシー業界の門を叩きました。
最初は本当に長く続けるつもりはなく、2か月限定の契約だったんですが、デビュー作の撮影現場で「すごい! こんなセックスするんだ。めちゃくちゃいいよ!」と超褒められたんです。何かに秀でたことのない私が、セックスで褒められて完全に舞い上がっちゃって(笑)。私は本当はこっちの道かもしれない…と思い、就職内定先を蹴って、学校からマネージャーさんに電話したんです。「やっぱ続けたいです」って。
まお ものすごい決断力です。進む道が切り替わる瞬間、とてもドラマチックです。今回、石原さんの作品も何本か拝見しましたが、男性よりも優位に立って演じている作品が多かったのが印象的でした。本当に楽しそうにセックスを楽しんでいるし、イキイキとしている感じが伝わりました。これは見てるファンの皆さん、惚れてしまうだろうなあと。
石原 ありがとうございます。このお仕事を始める前から、性格上「みんなに好かれたい!」「全人類からモテたい!」って思いがあったんですね。セックスする時は特に、それが仕事でも男優さんに対し「この人が好き!」「この人のこういうところが可愛い」「もっと見てほしい」「好きになって〜!」って思いながらやってます。顔に出やすいタイプなんですよね。だからこそ、この仕事が性に合ってるんだなって思います。
まお 元々セックスが好きで、性的なことに興味津々だったんですか?
石原 そうですね、セックスは好きでした。ただ誰彼構わずヤるってタイプではなかったし、彼氏がいた時は彼氏一筋でしたけど。大事にしていたのは、「したいことをする、誰からも何からも縛られてない生き方」。これは作品中でも色んなヤリマンさんが言っていた考えと同じです。そういう意味で、私もヤリマンですね(笑)。
まお 私が作品を描く中で本当に学びとなったのは、ヤリマンの皆さんは自分の体や心をすごく大事にしていることだったんです。自分を愛している感じが伝わってきました。
石原 私もデビュー当時は全然自信なくて、パッケージの撮影の時もシュンとしてたんです。でも2年目以降くらいから、ファンの方に自信をつけてもらって、どんな撮影もドバーンと挑めるようになりました。だから鏡を見るたび「あー、今日もかわいい!」って思ってます。やっぱ自分を好きになることが一番大事なことですよ。
「自分のやりたいようにやる」ことが大切!
まお もし、石原さんの前に、ももみたいな「ヤリマンになりたい。」って女の子が現れたら、どんなアドバイスを?
石原 ももちゃんがヤリマンになりたい理由は、自分の解放とか、言いたいことが言えるようになるとか、そういうことですよね。それに加えて性に大胆になれると良いなという願望もある。そういう子が身近にいたら…うーん、これは簡単に言っちゃダメだろうけど、「AV出てみたら?」って言ってしまうと思うなあ。私自身がセクシー女優になったことで自分を知れたし、自分をより好きになれたから。
まお おお〜。
石原 でも、当たり前だけど大半の子は「AVなんて無理」と思うじゃないですか。それが普通だと思うんですよ。だからそういう一番ハードルが高い提案をした次に、漫画にもある通りハプバーとか、マッチングアプリでの出会いを勧めてみる。すると、なんとなくハードルが低く感じるじゃないですか。やっぱり、自分の殻を破りたいなら、いろんな人に会って、いろんな体験をして、まるで写し鏡みたいに自分の姿や心を見直すことだと思うんですよね。
まお 自分の軸がしっかりあって、自分を幸せにする方法を知ってる石原さんはかっこいいです。私は石原さんより年上ですが、未だに自分のことがわかっていないというのに…。
石原 みんなの生き方があって、人生観があるんで、必ずしも私が正しいとは思わないんですけど。これまで生きてきて大スベリしてないので、今後もこのままやってきます。『ヤリマンになりたい。』にも色んな人の考え方が出てきて、とても面白かったし参考になりました。 これはぜひ女の子に読んでほしい!
まお 読んでいただけるとありがたいです…!お願いします!
『ヤリマンになりたい』試し読みはこちらから!
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