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浅野いにお、衝撃の新境地へ──
ある漫画家の、脇目もふらず駆け抜けてきた連載が終わった。 久しぶりに立ち止まった自分に残されていたものは、残酷なまでの“空虚感”だった。 大切な存在ほど信じ切れず、束の間の繋がりだけに縋り始める日々── 漂流する魂が着地した時、男の本当の姿が現れる。