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人生で食べてきた、一番うまいものの物語。 平川健一、70歳、一人暮らし。 悠々自適な老後のはずだったが、突然の病で入院することに。 自分の境遇を嘆き、病院食にまずいと文句を言う男を支えるのは、人生で食べてきた「おいしいもの」の思い出話。 仕事と恋愛と人生に迷う29歳の看護師を聞き役に、平川の食と人生を振り返る旅が始まるーー