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太平洋戦争下、ふたりの男が秘密の美術展を企てる…!? 1944年、京都。 太平洋戦争下で自由に絵が描けない中、卯野原実(うのはら・みのる)と辰巳柾(たつみ・まさき)は出会った。 それぞれ傷を抱えながらも、ふたりは秘密の美術展を企てる… 『いつか死ぬなら絵を売ってから』のぱらり、熱筆。 世界で唯一の被爆国、そしてアジアを侵略した加害国である我々が、戦後80年経ったいま、再び“あの戦争”を見つめる――