

『南緯六〇度線の約束』うめ氏主催のトークイベントが開催!
2025年4月16日、阿佐ヶ谷Loft Aにてトークイベント 【《仮想戦後漫画ナイト》ifだからこそ描ける・伝わるリアルがある】 が開催されました。主催はビッコミでオリジナル作品『南緯六〇度線の約束』を連載中のうめ氏(妹尾朝子・小沢高広)。ということで、ビッコミ運営チームも現場に参加してきました!

うめ氏と共に登壇するのは、『国境のエミーリャ』(ゲッサン)を連載中の池田邦彦氏、『スターリングラードの凶賊』(楽園)単行本が好評発売中の速水螺旋人氏。
まるで運命のように、 「戦後歴史・SF・ソビエト」 というキーワードで繋がる漫画を描く作家陣。マニアックで興味深く、ここでしか聞けない話が盛りだくさんで、会場は大いに盛り上がりました!

コラボメニューや単行本販売も充実!!
会場では単行本を販売。直接サインを貰える貴重な機会です!
飲食メニューではコラボメニューを展開。ご来場の皆さん、そして作家さんにも大好評でした!
『スターリングラードの凶賊』
・カクテル「火打ち石」 ・塹壕アイスコーヒー ・十字路砦サンド
『国境のエミーリャ』
・十月革命駅のアビエト
『南緯六〇度線の約束』
・シロコのプリンアラモード


イベント途中、『国境のエミーリャ』の代名詞となるセリフ 「昼食(アビエト)は売り切れ!」 のセリフどおり、本当にアビエトが売り切れになる場面も!

第1部は乾杯からスタート!

左から、うめ・小沢高広氏、池田邦彦氏、速水螺旋人氏、うめ・妹尾朝子氏。全員が登壇し、乾杯からイベントスタート!

コラボメニューのカクテル「火打ち石」を飲み「ホントに火打ち石っぽい!(笑)」と乾杯から盛り上がった、うめ・小沢氏。
第1部のメインテーマは「ここが好き」トーク。うめ・妹尾氏が池田氏・速水氏の作品の好きなところを語るコーナーです。好きなポイントをまとめたスライドショーと共に「ここが好き」ポイントを熱く語ります。
『スターリングラードの凶賊』の見開きの美しさに言及すると、速水氏は「映画を意識しているんですよ。『スターリングラードの凶賊』は “東部戦線ウエスタン” と僕は言っているんです。」と世界観のこだわりを披露。
鉄道愛にあふれる池田氏は『国境のエミーリャ』の鉄道の作画について褒められると「いやいや、誰得!? って。ただの背景じゃないですか(笑)」と謙虚な反応。しかし 「鉄道好きは遺伝子にすり込まれています。」 と、心に秘めたる熱いマニア魂も垣間見せました。

「ここが好き!」を語りつくすうめ・妹尾氏
うめ氏の「ここが好き」を受け、池田氏・速水氏はそのシーンの制作秘話などを披露。さらに話は膨らみ、作家陣のデビュー時のエピソードや、会場限定のマル秘話など…見どころ満載でトークが進みました。

うめ・妹尾氏による渾身のエミーリャ大胆シーン詰め合わせスライドに、少し照れてしまう⁉ 池田氏。
第2部はさらにディープな世界へ!
休憩をはさみ、イベントは第2部へ。
第2部は登壇作家陣が共通して描く 「ソビエト」 について、そしてソビエトを舞台とした漫画をなぜ描き始めたのか、熱く語り合いました。
世界観の作り方や言語・文化の魅力と難しさ。知識豊かな作家陣のトークは笑いあり驚きありで、あっという間に時間が過ぎていきました。
また、来場者からの質問コーナーも実施。 「今後描いてみたい作品は?」「作業中のBGMは?」などの質問から、「エミーリャは漫画の中で歳をとるのか?」 といった鋭い質問も!
作家陣の意外なこだわりや素の姿が垣間見える、ファン必見のコーナーでした!

今後描いてみたい作品についての質問に対し、「満鉄の漫画はいつか私がやらなくてはならないのではと思っている」と答えた池田氏。『スターリングラードの凶賊』は「ウエスタンがやりたい」から始まった⁉ 速水氏。
最後はプレゼント&サイン会!
楽しかったイベントもそろそろお時間に。最後は抽選で1名に 色紙のプレゼント が!

素敵なイラスト&宛名が入ったスペシャルな色紙!
当選者の方は大きな拍手の中、深々と頭を下げて色紙を受け取りました。
終演後は単行本購入者へのサイン会を実施。
目の前でサインを入れてもらえるのは、イベントでしか味わえない感動です!

素敵なイベントをありがとうございました!
普段は聞くことのできない作家さんの生の声や豊富な知識、様々なエピソードが飛び交う濃密な時間でした。
主催のうめ氏、快く登壇してくれた池田邦彦氏と速水螺旋人氏、そしてご来場の皆さま、ありがとうございました! またの開催を楽しみにしています!
協力/有限会社ロフト 柏木聡
記事制作/ビッコミ運営チーム 伊藤陸

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