母と家に縛られる娘たちへ―『泥濘の食卓』の著者が描く、家族サスペンスドラマ。 円妙照茉莉(えんみょう・てまり)は、地元のレストランの厨房で働きながら、父と姉・妹と4人で暮らしている。独立して店を持つ夢はあるけれど、10年前の母の失踪以来、精神的に不安定な父と、老朽化した家を自分が支えねばと思っている。多額の死亡保険金を遺した母、私たち姉妹を恐怖で支配していた母―照茉莉がそんな母の呪縛を断ち切ろうと決意したとき、驚くべきことが起きる。―記憶を失くした母が、帰ってきた。
5月30日
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